けれどドラクエには、同時に、主人公が貴種=選ばれし者=勇者であるという単純な図式から巧妙に逃れようとする意志も感じられます。いわば、貴種流離譚的な型をある種の「期待の地平」として用いつつ、そこからのズレでもって逆にカタルシスを得ようとしている。それが端的なのはドラクエ5でしょう。
9:00am July 8th 2010 via Twitter Web Client